ラルンガルゴンパの後は鳥葬台へ
ラルンガルゴンパを昼過ぎに出て、少し離れたところにある鳥葬台に乗り合いタクシーで移動。 鳥葬とは、死体を鳥に食べさせるという、チベットの埋葬方法のひとつで、僧侶は火葬、それ以外の人は土葬か鳥葬かを選ぶらしいです。(ガイドブックの受け売り)
今まで得てきた情報←本や人のブログ、では、なんとなく草原の中で素朴な感じで行われるものなのかなと勝手に考えていたのですが、セルタの鳥葬は、想像の遥か上をいき、さながらアトラクションのようで、ラルンガルゴンパで感じた中国当局の観光化へのやり方へのどん引いた気持ちはもはや振り切れてしまった。
とは言え、私も欲にまみれた観光客の一部なわけで。 まず、鳥葬台手前に建設されたくそ悪趣味な作りの荒い数々のモニュメント。立体物。
コンクリート造りのセットにしか見えない唐突なちゃちな岩山があったりと、鳥葬という特異な文化をネタに遊園地を作ろうとしてるかのような奇妙な空間に感覚を狂わされる。 僧侶の読経が始まり、布に包まれたご遺体が運ばれてきてチョルテンの周りを家族とともに回る。
この時、魂が肉体から離れるらしい。 ちなみにわたしを含めた大量の観光客は少し離れたところに張られたフェンスの外でその様子をかぶりつきで眺めてる。 そのあと鳥葬台で鳥葬職人が遺体を鳥が食べやすいように細かくしてるらしく←この様子は目隠し布がされてて観光客サイドと鳥サイドからは見えない。 その間、1羽また1羽とハゲワシ?が飛んでくる。
わー大きい!なんて眺めているうちに、気付けば大量のハゲワシがスタンバイ体制にはいる。 最終的には500羽を超えるくらいはいた様な。
その夥しい数のハゲワシが、今か今かとじりじりと鳥葬台ににじり寄っていき、それを数人のチベタンが寄せ付けないように、時には石を投げ、棒を振り回し防ぐ。 一羽でもかなりの迫力なのに集団の圧、凄いだろうな。
そして準備が整ったのが先だったのか、鳥達の本能の力が勝ったのか、よくわからなかったけれども風でふわりと目隠し布が舞い上がった瞬間、大量の鳥が鳥葬台に突進。 鳥葬台はコンクリートの塀で囲まれた四角い広場の様な作りでその塀の中に数百羽の鳥達が折り重なり合いながら何かを奪い合ってる。 圧倒されてしばらく眺めてると、満足気なハゲワシから(中には頭を血で濡らした鳥もいる)彼方へ飛んでいく。
時間がかかりそうだったので私達も離脱。 悪趣味なモニュメントを撮影して、ラルンガルゴンパの中に泊まりたかったなーと少し後ろ髪引かれつつ乗り合いタクシーでセルタに戻る。

セルタの町に魅力を感じなかったので、ユースをキャンセルしてこのままルーフォに戻る事にする。








鳥葬台とにじりよるはげわし達とそれを防ぐ男達





ぶっ飛んだモニュメント。中国人もチベット人も楽しそうに観光している。




セルタールーフォの乗り合いタクシーの中、同乗者の若いチベタンファミリーに絡まれ続ける。

楽し疲れた4時間。

帰る車はチェックされなかったけど公安の検問はしてました。
| | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.momokokinoshita.com/trackback/211
トラックバック