シルクスクリーンプリント
あっとゆーまに今年の最終月になってますね。
それも、はや中旬?
心臓の下らへんがひゅうーと寒くなるのは、外気温のせいだけではないはず。
時間の流れが早過ぎて恐ろしい。
お願いだからもうちょっとのんびり流れて欲しい。

モロッコから働く気満々で帰ってきたはずなのに、なんだか11月は風邪が治りかかってはぶり返し、治りかかってはぶり返したりして起動力に欠けてしまいました。
やっとなんとか通常に。

そして、先々週と先週は来春のアイテム用にプリントを刷りに久々に奥田染工場に行きました。
昨年より半月くらい早かったので、まだ氷張ってませんでした。
よかった!



糊を混ぜながらあれやこれや配色考えるのは楽しくてドキドキしますね。

今回は以前の古い柄を版を作り直して、新配色も加えて復刻する予定です。
私は余白を埋めたがりなのでベタ面が多く、糊の使う量がいつも大量になってしまいます。
しっかり混ぜるのも一苦労。


糊はバインダーというボンドの様な役割をする粘度のある液体に顔料を混ぜて作ります。
まずは少量、50gのバインダーに0.1cc単位で注射器で顔料を計り投入し混ぜます。
顔料の種類はとてもたくさんあり、(例えば黄色い顔料だけでも赤系青系等5,6種類くらいある)どの顔料を何%の濃度で何cc入れたか記録しながら理想の色を作ります。
色糊を作っては、布に試し刷りをして乾燥させるといった作業を繰り返しながら、濃度や色味を調節していきます。

黒など単純な色だとわりと早くたどり着けますが、例えばよく使う、赤系寄りにならず、かといって青寄りでもない薄いグレーだったりとか、黄色に赤や青や黒を混ぜて辛子色にしたりだとかの微妙な色は、作れば作るほど正解がどのあたりなのかがわからなくなってきたりするので難しいです。
本生産後、カラーサンプルではいいような気がしたけど、もうちょっと青みを足せばよかったなぁ、とか思う事もあります。

なんとか色が決まり、その後その取れたデータを元に量産用に数キロ単位で同じ色糊を作ります。

…が、
私の大雑把でめんどくさがりな性格が災いしてか、そのデータを取るという技術に著しく欠けており、50gで作って得たデータで5キロの糊を作っても全然同じ色にならないという悲しい現実。
ちなみに、職人さんを含め工場で刷ってる私以外の人は、たぶん普通にちゃんとこの作業出来るらしいので羨ましい。出来る気がしない…

最近は諦めていて、50gでなんとなく使う顔料の種類だけ決めて、色味と濃度は本番の糊で調節してます。
だから無駄に時間がかかるし、同じ生地をまた作る時に再現性が弱いわけで…。

また、最初にサンプルを刷り、1mあたり何g糊を食うかも調べます。
それによって何キロ糊を作るか決めるわけです。

…が、
このデータもなぜか合わない…。
理想は50m刷ったあと、残りの糊が500g以内だと、してやった感がありますが、何故か数キロ単位で余ったり、刷ってる途中で足りなくなったりします。(足りなくなる方が非常に困る)




今回の糊。
阿保みたいに蛍光色ばかり使ってしまった。
小物は大丈夫だとしても、服ははたして売れるのか…という不安。
と言うか、経験上売れないのは分かっているので、モノトーンや渋色系をいつもはおさえで一配色は入れるのに、今回うっかりしてて全てがぱやぱやっとした浮世離れ感甚だしい配色だという事に刷ってて気づきました。
やばい。
致命的な気がしてきたので後日渋色系刷り足そうかと思ってます。
とにかく八王子が凍る前に終わらせたい…。
生産の時期は、布を買ったり加工したりに、ひたすらお金が羽ばたき出てくので、自分の頼りない財力が持つのか常に不安…。


腕が痛くなるくらいしっかり攪拌して完成した色糊は、最後にゴミや固まったバインダー等を取り除く為に、紗で濾してからプリントに備えます。
この濾す作業も、紗を空中に持ち上げそこから粘度のある糊をぬる〜と出すのにかなりの力が必要で5キロ以上だと地味に疲れます。

ここまでが下準備。
さて、次はいよいよ捺染台に移動です。

長くなったので続きは次の記事に。






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